HOME > 介護日誌 > 我が家の介護日誌 第19章

我が家の介護日誌 P-19


浅川太陽光発電所
所長 浅川 初男

このごろの介護の時間配分

夜間の点検(見守り)は、私の病状で概ね2時間おきに、起きるので
問題なくやっていますが、体力は削がれます。

24時間がこんな感じで繰り返されています。体力的にとても疲れる場合は、仕事の時間に、気が付くと寝ていることが多くなって来ています。


一週間で考えると、月曜日はデイサービス、朝、8時45分から15時45分まで出かけます。この時間が一週間で私が休める時間になるのですが、雑用に追われてしまいます。
その他に訪問介護1回、入浴サービス(ヘルパー)1回を利用しています。私としては、もう少しデイサービスの利用をしたいのですが、母は、出かけるのを嫌がり、デイサービス当日の、朝、に行くのは、嫌だ と、
だだを、こねます(愚図ります)。 これには毎回、悩まされます。


どこかに、出かける場合は、前もって言ってあると、数日前から準備を始め、毎日私に尋ねるので、閉口していましたが、最近は、出かける当日に愚図ることが多くなって来ているので、当日に伝えるようにしています。


曜日感覚と日にちが、わからなくなって来ているで、口論が耐えませんが、
30分前に説明しても、30分後には、忘れている状態です。
しかし、普通に会話が成立する場合もあり、困惑しながら
概ね、月1〜2回ほど、深夜の食事会があり、驚かされます。

秋のヒトコマです。
母からの呼出しインターホンが鳴っている。


母の体力と、記憶力は、少しづつ衰えています。
今回、選挙が有り、投票に行くと頑張り、付き添って、投票を済ませましたが、投票用紙に母が書いた文字は、私から見ても判読が難しい文字でした。
時間がかかったので立会人も困惑していました。
母も納得して、「次回の選挙時は文字が書けないので棄権する」と言います。
○、×、レ、なんかで、投票できるようになっていれば、高齢者の投票率も上がるのでは、と、思いました。


寒くなって来たので、炬燵を用意したところ、コンセントの抜きや刺しが、出来なくなっていることが、判明したので、切り替えスイッチのコンセントを用意したならば、意味が分からず、説明しても、毎日、困惑しています。


こんな母ですが、思い立ったならば行動のすごさは健在です。
目が見えにくいと言いながら、裁縫をしていたのですが、確認すると
本人のズボンの裾が縫ってあります。
本人に合わせて、裾の丈を合わせてあるのですが、なぜか、縫ってあり
ズボンを履く時に、異常に短くなって、履くのを諦めている母。
自分のやっていることが、噛み合なくなって来ているのを本人も気にしている様子。
今日も、私が、母の着替え用にと用意していた、母の衣類を私の留守中に、全部、ビニール小袋に入れてしまい、困った様子。
どうして、ポリの買物袋(コンビ等)に少しづつ、入れてしまうのだろうか?
また、私は、この袋の中から、母の必要な冬物を探さなくては。
今回の探し物は、約、3時間ほどかかり、ちょうど居合わせたヘルパーさんが、その量の多さに驚いていました。約一山(袋数にして大小約30袋)
ヘルパーさんからも、母の奇行についての、報告があり、だいぶ、惚けが進行して来ていることを実感させられました。


御近所さんや親戚が来ている時は、前と変わらず同様に話しているのですが、皆さんが帰られると、疲れたと言ってベッドに横たわることが多くなった母。


ちょこっと、母の見回りに行ってこよう。(23時)
今日は、デイサービスに行って来たので、疲れているはずですが、こんな時に限って、深夜のお茶会をすることがある。
心配したとおり、暗闇の中で、眠りながらと思うのですが、誰かと会話をしている母の姿がありました。これで起きなければ、夜の食事会は無いのですが、
起きると、夜の食事会になりそうなので、1時には、今一度見に行こうと思っています。
母の奇行を見ていると、食事後テレビを見ているのですが、どうゆう訳か、灯りを暗くして、テレビを見るので、明るくして見るようにと注意をするのですが、治りません。暗いところでテレビを見ると、脳が活性化して、体や目に良くないと、説明をするのですが効き目無し。暗闇で点滅を繰り返す母の部屋
これでは、自然に眠っても、落着かないと思うのですが、そこは、高齢者ゆえの行動として、私が見回りに行って、消してくれば良いにしましょう。


冬が近くなり、母の衣替えをしたのですが、下着類同様に、ゴチャゴチャに。
なぜか、夏物を重ね着する母。  着せ直しても、翌朝には何故か夏着に。
深夜の呼出しも、周一近くになって来ています。
寝具暖房のコンセントがわからないと言って、炬燵のコンセントを布団の中に引き込む母の姿。布団の中には、切り替えコンセントが二組と、炬燵のコンセントが引き込んでありました。(深夜1時)
どうも、コンセントを布団に挟むと、暖かくなると思っているようなので、理解できるまで、説明をするのですが、これが約2時間、翌朝はケロリ。
私は、寝不足、朝食を持って行くと、昨夜は何か有ったのか?
こんなことが、しばしば、起きるようになって来ている。
今朝は、冬着と夏着が判らない、どれを着ればいいのだと迷っている母。

母の口癖、「おら〜、えらいバカになった。」と言っている。
寒くなって来たので、冬着を着せるのだけれど、いつか知らぬ間に夏着になっている母。冬着を着るように言うのだが、私の勝手だと言う母。
寒いと言って、布団を重ねるのだが、夜見回りに行くと、蹴飛ばして、毛布を被っている母、そんな日に限って母の朝の挨拶。
朝、朝食を持って行くと「昨夜は寒くて、あまり眠れなかった」と、言っている。


近頃、母の年齢の近い方が、亡くなるのだが、話をしても、春先の答えとは全く違って、「そんな人、居たかなぁ〜」に変わった。
夕食を済ませると、すぐに灯りを消して横になるので、午後8時まで灯りをつけて、テレビでも見るようにと言うのだが、すぐ灯りを消して横になる。
食事をして、すぐに横になる様になってから、夜中の行動が頻繁に起こる様になった秋の今日この頃です。

と言っていたならば、何と、54年ぶりの11月の初雪になりました。

_

では、また。