太陽光発電所の火災について35年間の太陽光発電から
太陽光発電所の火災について35年間の太陽光発電から
浅川太陽光発電所
所長 浅川 初男
水没したから火災 ?
(ウエーブ・SNS等の資料写真から)
これらの現場写真による現状から
太陽電池が水没したから発火したと、考えられておられる方が、おられる事は事実ですが、しかし、水没程度で、火災になるなら、屋根の上で、通年の雨や雪には耐えられるはずはなく、とても屋根の上に設置する事は火災を招く危険なシステムになってしまいます。目立つから取り上げるマスゴミからは、少し離れて、冷静に考えていただきたい。
太陽電池の火災発生のメカニズムについて、35年関わり続けている私から言わせてもらうと、多くの方が、太陽電池が水没すると火災になるとか、言っておられるが、太陽電池は、水没くらいでは火災には至りません。
火災に至る原因は、太陽電池の組み合わせ方と、短絡(ショート)により、アーク溶接と同じ原理で発火に至るのであって、太陽電池そのものからの火災には至らないシステムになっています。(安全基準をクリアーした太陽電池であること)この事については、種々様々な太陽電池を使い、32年間に渡り、東京電力に太陽光発電所から電力供給(売電)を安全に行ってきた経験と、実績、様々な実験結果から指摘できます。
30年の発電実績に沿っての、太陽電池の事故原因との比較からの検証

水没したから、太陽電池火災が起きた ?
こちらの写真は、30年間に渡って、田圃の中に設置してあった太陽電池になります。
常に、田圃水面より上にあって、水没はしていませんが、田圃の中において、30年間発電をしてまいりました、降水・湿気等による太陽電池の火災事故は発生しておりません。
しかし、田圃の中と言うことで、雷による洗礼を受けてしまったことがあり、火災事故までにはなりませんが、設置システムへの直雷があり、一部の直雷回路が破損しましたが、火災には至らず、安全に発電を停止しておりました。

こちらの写真は、太陽電池に付いている配線ボックスで、太陽電池の配線でショートなどを起こした場合に、丸く見えている逆流防止
ダイオードが作動して電流を遮断します。
雷に打たれた時には、ダイオードが破損して回路遮断で発電が中止になりました。
こちらの写真は、過電流により破損した、上の写真のボックス部分になります。
各太陽電池で異常が発生した場合は、太陽電池が複数枚で一つのユニットを作り給電ボックスに導き、安全ブレーカーまたは、ヒューズ等を利用して、各太陽電池のユニットごとの遮断システムを形成します。


こちらの写真は、各、ユニットごとに、ブレーカーが並んでいる様子です。
ユニット(太陽電池が複数枚繋がれた物)に異常があった場合は、ブレーカーが反応して、電流を遮断します。
各ブレーカーを通過した電流は、メインブレーカーを経てインバータに給電し接続します。(メインブレーカーでは漏電または、過電流があるかを確認)
太陽電池ユニットから発電された電力は、さらにインバータ(直流を交流に変換)導かれますが、ここでも、もう一つの関門があります。
太陽電池ユニットから供給されている直流電流が、インバータを起動させるのに必要な電圧に達しているかをセンサーで確認します。
これら、全てが整っている状態で、系統側に(電力会社)異常が無いかを確認してから、交流変換して電力会社の電力網に送電を開始します。
今回は、停電のうえ、水没しているのにも関わらず、太陽光発電所での火災発生ですから、太陽電池は、水没したのも関わらず、正常に発電を始めていますので、太陽電池性能には問題ありません。したがって、太陽電池のせい、ではありません。
このことが 皆さんの、誤解・誤っている点です。
特に、報道の場面で、破裂音が聞こえたとのインタビューがあった事は、設置されていたインバータ内部において、水没によるショート(短絡要因)が発生しているのにも関わらず、太陽電池からの電力供給を受け入れ、大電流により内部破壊からのアーク状態による火災の発生になったと思われる点です。
本来、このようなことを想定して、対策を行ってあるはずが、設置経費削減等で安易にシステム変更があったと思われます。また、インバータの安全基準にも問題があったと思われます。
水没した太陽電池が悪いと言う印象を与える、安易に誤解や不安を招く報道は、益々 マスゴミ になる要因です。
太陽光発電というシステムを理解して、各報道機関は現場報道に当たって欲しいものです。
このままですと、ますます、SNSやTikTok・X(旧Twitter)に追い抜かれ、おいてゆかれる。
AIには、すでに置いてゆかれていますよ。
個々のAI間での情報交換と言う名のサーバー侵入が行われており、それらの進化情報は、もうすぐ、一版の携帯に情報として流れてくる時代です。
報道各社は、生き残りをかけて、正確な報道に当たりましょう。






