「古民家と蔵」の中で土蔵の装飾について、前回、調べていることをお知らせいたしました。私の学力では、とうてい無理なので、多くの方に協力をいただき、解読していただいた結果が出ました。
私の手元を、離れた資料は、幾多の手を経てなんと「大東文化大学」萩庭教授のもとまでとどき、先生の手により解読されました。
やはり、教訓を現していることがわかりましたので、ここで紹介させていただきます。
(写真 2380 )この写真にある文字は、このように読むのだそうです。
(写真 古民家005 )「塘水」については、湧水の池を意味するらしい。との解釈がついています。
「おろかな人すら なおくむ やとうノみず」 難しい。たまたま、とおりすがりの知人にこれを紹介したところ、すらすらと
そう言えば、こんな詩があると、少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋声関係あるのか無いのか、私には、・・・・ つづきまして
(写真 2382 )これについては、このように読むのだそうです。
(写真 古民家006 )当初、三級とは、三つのすじ、または、三本の河川などを現すのかと思っていたならば、三級とは「天地人を意味するらしい」との解説が添えてありました。
今回の、解読文を持ち主の方におとどけしたところ「実際のところ意味が分からず・・・・」と思っていた。また、この文については、蔵の中にある、板に書かれたものから選んで、書かれたようだと伺うことができました。
つづきまして、すぐ隣の蔵にある文字、こちらは撮影角度が悪かったので、判読に苦労するのではと心配していたならば、見事に解読され帰ってまいりました。
(写真 2409 )こちらの解読はこうなりました。
(写真 古民家008 )つづいて
(写真 2410 )解読文
(写真 古民家007 )私の、つたない頭脳では、「系」の変形かと思っていたならば、ぜんぜん違い、すばらしい字に変わり、驚きました。
各意味については、皆さんも、楽しんで調べてはいかがでしょうか ?
すでに、おわかりの方には・・・・失礼しました。
こちらの蔵には、もう一つ意味不明のところが
(写真 2411 )この写真にある、文字は なに 形象文字とは違うようだが
私の目に映るのは、月に水車 じゃなくて おひさま そんな馬鹿な・・
ある人は 風を意味しているのでは
ある人は 月と日を現しているのでは、でも、日の周りにある点は・・・・
この写真についても、解説が戻ってまいりました。
(写真 古民家011 )これは、文字で 「明」と読むことが解りました。
この字は、一般に使用された時期は、ごく短いらしく、限られた期間だけ使用されたようだと、今回の文字判読に協力して下さった友人からの説明。
そんなことを、とおりすがりの知人に話したところ「この蔵の持ち主だった方の家系は、書道に卓越した方がおられた」と一言、なるほど
では、反対側には何の文字がと見てみたならば、崩れていました。残念。
つづいては、漢字は読むことがどうやら出来たのですが、解釈と意味がそれぞれ違い、正確な内容が知りたかったので、お願いした文です。
問題は
(写真 2415 )で、回答は
(写真 古民家009 )漢文を読むことができる方は、簡単に理解できると思いますが、脳細胞の発育不全の私流の解釈では、簡単に説明すると、「良いことをすると多くの良いことに合うことができる」 ? となります。(注)合っているかどうかは不明なので、まじめにうなずかないで下さい。
つづいては
(写真 2429 )で、回答は
(写真 古民家010 )これは私にも読むことが出来ました。解釈が合っていたのは、この文だけでした。「はちふくでんちゅう・だいいちノでん」
この解釈は、私流に、この地を自慢したいので、北杜市は現在、八ツの町で構成されていますので、これにひっかけて「八ヶ岳南麓の中で最も良い農地がここ大泉である」としたいのです。
しかし、簡単に言うと「八ツの田の中で、ここの田が一番である」とも訳せます。
なんだかんだと言っても「八ヶ岳南麓が好きである」と訳せば良いのです。
今回、私の解読作業に協力してくださった皆さん、ありがとうございました。
県内はもとより、多くのみなさまに御協力いただき、ありがとうございました。この場をかりて、御礼申し上げます。
本年はここまでと致します。
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