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八ヶ岳南麓の放射線量 2019 夏期後激減・検証予測

2019/12/16

2011年3月11日14時46分 東日本大震災
(ウエーブ配信写真より引用)
福島第一原発1号器
3月12日の15時36分
圧力容器水素爆発
福島第一原発3号機
3月14日の11時01分
圧力容器水素爆発

結果、南西の風に乗り、福島県の海岸線から山岳部まで、放射能を帯びた塵により、放射能汚染が発生。時の政府は、事態の緊急性に対応できず、住民が多数の放射線被曝を受ける。放出した放射能を含んだ塵は、急激に拡散せず一定地域に降り注いだ。(ウエーブ写真を使用)順次拡散汚染地域拡大。

このように色付けされた地域に、塵の中でも思い元素
を含む塵が降り注いだ。
着色された部分には、今なお、帰宅困難地域に指定されている地域もあり、放射能塵に汚染された地域に残された住居は、震災直後から、そのままの状態で時間が止まった街が、この着色された地域には存在していることを忘れすれてはならない。
なぜ、今更、こんなことを書くのかと言いますと。
我が家に備え付けてある放射線測定器の測定値が、今年の夏を過ぎてから、福島原発の事故により放出された放射能塵からと思われる、放出される放射線の測定値が著しく減少し、通常観測可能な一定値測定を行うようになったからです。
(1分表示)
我が家の測定器は、大気中に放出されている放射線量を測定するので、常に、カリ、カリ、音を発して、知る人、ぞ、知る名器であります。(※病気かも)

この計測機の特徴は、ガイガー管の長さが約30センチ、管径3センチで、測定
時間を1分〜10分と選べ、放射線量の多いほど計測時間を短くして、測定誤差が出にくくしてある点です。
自宅建設時に、観測機材として取り付け、1994〜2019年間計測しています。
この観測期間中に、大きな数値変動が明確にあったのは、福島第一原発の水素爆発による原子炉格納容器の破壊により、放射能を帯びた塵が放出され数日後には、我が家の計測機はエラー表示に(10分観測)なり、警報音に変わりました。
計器のエラーを防ぐために、毎分観測にシステムを切り替えても、エラー表示(警報音)がされ、9,000カウント代に落ち着くのに約2年、7,000カウント代に落ち着くのに3年、以後は毎年、事故発生時より5,000カウント減位になり、今年の夏期後一気に減少して、毎分1,000カウント以下になりました。
福島第一原発事故での放射性物質の放出は、東電資料により、発表されておりこれらから推測するとKr-85(クリプトン-85)の半減期と重なるので、こちらの半減期と見て良いかと思われます。
まだ、多くの放射性物質を含んだ塵が堆積している
地域においては、半減期まで倍以上の年月が必要になるので、安心はできません。
我が家での観測当初のデータでは(1990年〜2010年)毎分100〜200カウントでしたので、現在値が300〜700カウントですので、3倍以上の数値になっているので、他の放射性物質の半減期からすると、観測当初のデータに戻るのには、倍以上の時間がかかる事が予測でき、事故を忘れぬためにも、ここで、発表し、記録として残すことにしました。

事故後、各サイトから発表された放射性物質の半減期(ネット資料引用)資料

福島原発の事故は、原子炉事故としては、非常に恵まれた事故と言えると思います。原子炉格納容器の破壊になる前に、核燃料が溶け出して、原子炉格納容器の下部に到達し、原子炉冷却水を溶融核燃料(高温1,500度以上)が高温熱分解により、酸素と水素に分離され、原子炉冷却水から発生した水素と酸素により水素爆発になったと思われる。原子炉爆発時の映像からは、爆発時だけ黒煙と白煙は見られたが、すぐに治まっており、水素爆発の特徴が見られた。

(太平洋上の西ノ島での水蒸気爆発写真(ネット資料より)
写真は、高温のマグマと海水が触れ溶けた溶岩を、爆発により一気に吹飛ばす吹きと飛ばされた溶岩は黒く見える
水蒸気は、白煙にとハッキリわかります。
福島の場合は、これに酷似しており、シャンパンの瓶に例えると、シャンパンの仙は抜け(原子炉建屋上部と格納容器の蓋は吹き飛び)中身(溶融原子炉燃料)はそのまま瓶(原子炉格納容器)の中に残った状態と言え、原子炉建屋を覆い尽くせば、大気中に拡散する放射性物質の拡散は無くなり、上記表にあるような放射性物資の拡散は減少する。

現状でも、かなり、破壊された原子炉建屋を覆う工事が、完成されつつあり、周辺への放射性物質の拡散が抑えられつつあるようで、ネット配信写真からもようすが窺える。
これらのことから、2019年の8月から放射性物質の放出が少なくなり、我が家のガイカーカウンター数値が大規模減少したのではないかとも思われる。

もし、写真のような火山噴火の大規模水蒸気爆発や全てをなぎ倒す噴火や、人類による核爆弾による爆発のような全てをなぎはらう核爆発であったなら

(セントヘレン噴火)  (ビキニ岩礁核爆発実験)
もし、福島第一原発で、原子炉本体を損傷させる爆発が起きていたとしたら・
もし、チェルノブイリ原発事故のように原子炉本体を破壊するような大爆発が福島第一原発で起きていて、原子炉爆発であったならば、原子炉内部で生成していた放射性物質と核燃料の融合体が付近一帯に拡散され、原子炉での水素爆発と、核爆発の区別を理解できない無知な人々の発言や、デマのように、拡散し、福島第一原発を中心に300km以内には、近付くことのできない土地が広がっていたでしょう。
福島原発汚染時系列
アメリカのエネルギー省が、当時、刻一刻と広がる核汚染を観測していたようすです。この観測には、無人機グローバルホークを使用して、縦横と地表を舐めるように観測したため、その特異な飛行経路に興味を抱いた当時の航空管制官が、その飛行経路を漏らしたために、処罰されています。
こちらがその飛行経路です。
このように、日本の空を
グローバルホークは
縦横自由に縦断して、観測をして、政府に発表を迫ったが
時の政府は、理解不能で
パニックを恐れ、放射能汚染から人々を守ると言う政治家としての使命よりも・・・
当時、我が家に、この報告が海外より入り、驚きと、失望に変わりましたが、当時の我が家からの情報発信は的確に行ったつもりです。
観測は、3月17日、26日、4月2日、6日で各データ発表は、2日〜3日後に発表しているようです。上の写真は、2011年4月3日23時40分となっています。アメリカ側の観測データのオープンな発表と、日本政府の発表にあまりの隔たりがあり、このデータを皆様に届ける為、失望と希望の両方を味わいました。

 当時の、日本政府は、ネット社会に理解を示さず、一般市民の情報発信で、現場から海外に、そして海外から日本へと、今までとは全く違う、情報伝達手段で現場の災害被災者が数多く救われています。    (ネット社会)

本年は、国内での水害の現場の状況が、消防に数多数から寄せられ、状況確認もままならず、本年2019年の水害で、多くの人が亡くなりました。
せめて、各市町村単位で、ご近所の安否確認ができるシステムが必要になって来ています。消防だけに頼るシステムではなく、災害情報を地域が共有できるシステムを構築すべき時に来ていると思います。現状では、避難勧告等も市町村単位で発令され、地域にあって、安全な地域までも避難地域に指定されてしまいます。今一度、住民の安全確認と安否・安全情報のあり方を検討し、改革が急務。

 全世界規模での気候変動が予測されている今、安全情報や必要情報が、救助側・被災者側両者に切れ間なく伝わるシステムが必要になっています。
被災地域に支援側が、何をどれだけ、届けたならばよいか、それらが即応的に判断できる、地域安全情報システム作りが急務になって来ている。