PVEXPO2013
浅川太陽光発電所
国際太陽電池展に行ってまいりました。
各会場ではオープニングセレモニーが行われ、
華やいだ中に、もしっとりとした雰囲気を感じました。
今回のPV展は、規模が大きく1日では回りきれないので
2日間を準備。
同時開催の各会場にも、足を運び、各社への挨拶回りと、情報を収集してまいりました。
オープニング前に着きましたので、受付を済ませる頃には、多くの方が来場され、一挙に展示会らしくなりました。
今回の、私の着目点は、固定価格買取制度による各メーカーへの影響と
受注状況の確認です。
太陽電池を生産している各社のブースは、お昼ごろには動くこともままならないほどの人人でした。
朝早いと、こんな光景です。
まだ、まばらです。
この時間では、各社の説明担当者も余裕の時間です。
時間とともに混みだします。
一挙に入口方向から人が進んできます。
準備して、来場者を待っている様子です。
奥の入口方か徐々に人の波が押し寄せてきます。
通常のイベントとは違い、1社ずつ見て行く方が多いのが
産業展の特徴です。
昼近くになると、人の波にのまれながらの移動になります。
今回は、私が関係する会社の出店ブースもあり、時間を見はからい
少しお手伝いを致しました。
屋根に穴をあけないで、施行する工法なので、実際に屋根を作り
実物の架台を設置して、来場者に直接見ていただけるように
作ったところ、来場者の皆様が、階段を上がり、屋根に設置してある架台に直接触れたので、架台が動き、こんな簡単な物で大丈夫かと心配なされる方もあり、屋根に穴をあける工法が主流であるが
雨漏りを起こす原因になるので、屋根に負担を与えない、こちらの工法が、特徴的であることを理解していただくのに、苦笑しながら説明をしてまいりました。
特徴を説明するのに、私たちが頭にニット帽をかぶるのと同じと考えてください、と説明を付け加えると多くの方が納得されました。
両日とも、半日はこちらのブースに滞在しておりました。
一挙に混んでまいりました。
翌日も、前日と同様、朝早くから会場入りして、こちらを見て
太陽電池展へ
昨日、見ることができなかったところを見てから
続いて、燃料電池とキャパシタ部門へ
燃料電池部門には、山梨の出展ブースもあり、見て待てりました。
企業のとらえ方でしょうか、他県のブースと比較すると見劣りが・・・
中身中身で・・・・
私の地元の企業も出展しておりました。
JMエナジーさんです。
http://www.jmenergy.co.jp
私が、研究している太陽電池とキャパシタを組み合わせることにより、究極のEVカーの完成系が見えてまいります。
特に、リチウムイオン電池とキャパシタを組み合わせることにより、リチウムイオン電池の弱点を解消できるのではと、考えているのは 工学知識の少ない私一人?
B787とEVともに、キャパシタと組、更なる性能向上と安定性を持つべきだと考えるのは、やはり工学知識の少ない私一人?
外に出てみると、燃料電池車が、ずら〜り
一億円から5000万、さらには600万円台まで
試乗もできていたような?
地元のナンバーが付いておりましたので証拠写真。
太陽電池・燃料電池・風力発電等の製造装置から施工例まで
多岐にわたる出展があり、興味深く情報収集できました。
特に、今回の太陽光発電固定価格買取制度によるフィーバーによる
太陽電池メーカーよりも、PCSメーカーが受注に応じきれず、海外メーカーの売り込みが出てきたことです。
日本のメーカーに対応できる、きめ細やかな仕様に変化しつつ有り
市場の要求に充分に対応できるものであるが、国内の仕様基準の細やかな対応には四苦八苦しているようです。
仕組みを拝見したところ、私どもが開発していたインバータの仕様に類似しており、比較導入してみたくなりました。
また、太陽電池部門でも薄膜でシートタイプの変換効率が向上しており、各社の太陽電池でも変換効率の向上がめざましく
随所で、技術供与や提携があり、国際共同の技術開発が進んでいることが伺えました。歴史あるメーカーでは、出力保障期間が30年と言う商品を投入してきたメーカーもあり、長年の技術に自信があるからできる保障であることが確認できました。
展示場の端にブースがありましたが情報交換をすることができ今後の展開に強い味方になる気が致しました。
予てより、心配されていた中国の大手メーカーのデフォルトが発覚し、この業界では良くあることで、現状の市場にある太陽電池動向には、さしたる影響は少ないと思われるが、注意はしておく必要がある。
国内では、一部のメーカーでは、注文が殺到し現物が流通できない状況にあるが、買取制度の申請に猶予ができたことにより、多少は太陽電池メーカーとPCSメーカーとも時間を作ることが出来たのではと思われる。
今回の買取制度では、私どもの、太陽光発電所にも多くの問い合せがあり、特に私どもが開発してきた、架台についての問い合せが多く、大規模の工事が必要とせず、50kWの架台が最短約4日で完成する工法(放射能汚染地帯向けの架台)には、設置に携わった業者が驚き、また、撤去の早さに驚き、架台の完成度の高さに驚かれておりました。
実験場として、浅川第2太陽光発電所(1997)〜第5発電所(2006)
で、異なる状況で使用していますが、15年経っても全く問題なく
3.11の震度6弱の地震にも耐え、全長40mで4㎜の誤差を発生した程度でした。また、斜度5゜の屋根に設置した太陽電池もズレ問題はなく、発電続けており地震の揺れにも対応し、屋根に穴をあけずに取り付ける工法の優位性を確認することもできました。
1994年の発電開始から、太陽光発電の研究を重ね、19年余り。
浅川太陽光発電所としては、少しでも皆様のお役に立てる情報を今後も、発信できるよう、努めて行きたいと考えております。
浅川太陽光発電所
所長 浅川 初男 2013.03.28
※
太陽光発電所を新規に開設される方は、発電所出力10kWを超える場合は、太陽電池の出力保証を確認してからの契約を御勧め致します。10kWを超える発電所の場合は、設置者(所有者)の責任管理になります。